今回、水質自動監視所にあるK-82S型水質自動監視装置の点検に行ってきました。
写真はK-82S型の電気伝導度センサです。
電気伝導度とは、水中に溶存しているイオンのおおよその量を知るための指標です。
例えば河口付近では河川水と海水の混合状況の程度を知るのに有効です。
電気伝導度の特徴は、水温によって値が変化し、1℃の水温上昇で値が約2%上昇する
と言われています。そのため、観測値の相互の比較をするために、一定の水温
(通常18℃,20℃,25℃)に換算してデータを蓄積していきます。
点検を行っている電気伝導度センサは通常1ヶ月毎の点検が必要な4電極法で
測定していますが、最近では特殊7電極法で2~3ヶ月無保守でも安定したデータが
取得できる電気伝導度センサも販売されております。(従来の物に比べ、高価ですが)
【スタッフS・M】