ローテーティングレーザーの修理・点検・校正を行いました。
ローテーティングレーザーとは、回転照射型の自動レベルで、自動補正機構を内蔵していますので、本体を概略整準すれば、正確な水平を出すことができ、専用受光器と組み合わせて、レベル出し作業を迅速に行うことができます。
ローテーティングレーザーの校正方法は、X軸・Y軸(2軸)で考えなければなりません。それは、本体のレーザー用ローターがレベル出しの際、回転しているためです。
今回、お預かりした修理品は、測定値に5mm程度誤差があるとのことでお預かりしましたが、X軸には狂いがなく、Y軸に、5mmの誤差が見られました。校正を行い正常な状態
になりましたが、今回、X軸には狂いがありませんでしたので、X軸方向のみで測定を行っていれば、異常に気付かなかったかも知れません。
機器をご使用前には必ず点検を行うようにしましょう。【スタッフM・K】